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酸素と駆血(くけつ)

駆血(くけつ)とミトコンドリア

ミトコンドリアは、細胞内のエネルギー工場です

人間には60兆個の細胞があり、その中には数百から数千のミトコンドリアという器官があります。そのミトコンドリアでは、酸素や食べ物から取り出した水素を使って、話したり動いたりする人間の生活に不可欠な全てのエネルギーに変えています。

健康も老化も美容も全て、エネルギーを作り出すミトコンドリアにあるのです。

ですから、ミトコンドリアが不足したり、質が悪くなって十分なエネルギーが作れなくなると、体内のエネルギーは不足してしまいます。

細胞とエネルギー活動の仕組み

無酸素活動と有酸素活動の仕組み

人はまず、栄養源のブドウ糖を細胞の無酸素活動(解糖系)でピルビン酸に分解し、エネルギーを得ます。酸素がある時は、さらにミトコンドリアで有酸素活動(呼吸)をし、多くのエネルギーを発生させることが出来ます。

 

ミトコンドリアを増やして、質を高めるためには?

ミトコンドリアのエネルギー産生についての研究は、過去に7回もノーベル賞を受賞している分野で、人間にとって最大のテーマのひとつです。

実は、体内で簡単にミトコンドリアを増やし、質を高める方法があるのです。
いずれの方法も、体に「エネルギーが不足している」とサインを送ることがポイントです。

  1. 背筋を伸ばす
    背中と太ももはミトコンドリアの宝庫です。背筋を伸ばすことで多少のきつさを感じさせます。
  2. 寒いところで寒さを感じる
    「もっとエネルギーを出して体を温めなければ」と、ミトコンドリアを増やそうとします。
  3. 空腹になる
    長寿遺伝子は「食べない」ことで作られます。その長寿遺伝子が作られる過程で生成されるタンパク質には、ミトコンドリアを増やす働きがあります。
  4. 無酸素運動と有酸素運動を繰り返す
    ウォーキングやジョギングの前、もしくはその間に強めの運動を組み合わせます。そうすることでエネルギー不足が発生し、ミトコンドリアを増やそうとします。

駆血(くけつ)とミトコンドリアについて

実は、駆血(くけつ)は無酸素運動の強みとなる運動効果と同等の役割があると考えられています。駆血(くけつ)による無酸素運動でミトコンドリアの数を増やし、質をあげることが出来るのです。
さらに、ウォーキングやジョギング、酸素カプセルなどでしっかりと酸素を体に摂り込み、バランスのよい食事を摂ることが健康や美容、エイジングケアなどにつながります。